ランナーが積極的に筋トレをすると記録が伸びる

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マラソンランナーにハードな筋トレは必要ない

 

陸上部だが、ダンベルやバーベルを使う筋トレは短距離や投てきの選手がするものだ

 

トレイルランニングで伸び悩んでいる

 

 

このように考えている方は実は多いのではないでしょうか。

ランナーの方々から実際によく耳にする言葉として、「身体が重くなると不利になるからガッツリの筋トレはしない」とか、「遅筋を使うランニングにパワー系統の速筋は必要ない」等々というのがあります。

しかし最近の研究で、どうやらそうではないらしいということが分かってきました。少し説明をしながら辿っていきましょう。

 

 

下り坂で一気に加速できるか!?

 

よくジョギングをする人には経験があるかと思いますが、長い下り坂を走った直後に、膝ががくがくとしてうまく足が前に出なくなったことはありませんか。

そして走るのがきつくなります。

下り坂を終えた後から急にスピードが落ちる選手もいます。どういうことでしょうか。

その解明のためにはエキセントリック収縮について知る必要があります。

 

エキセントリックな収縮とは

 
下り坂を降りるのは「ブレーキをかけながら力を発揮する」ことといえます。

荷物を持ち上げる動きが、筋肉の短縮を伴いながら力を発揮するのに対して、その反対、筋肉が伸びながら力を発揮しています。

このような力の発揮方法を伸張性収縮、またはエキセントリック収縮といいます。
エキセントリック収縮においては速筋繊維優先的に働くことが分かっており、また筋繊維の損傷が大きいことが分かっています。
そうです。もうお分かりですね。
通常のランニングにおける働きは遅筋繊維メインです。つまり下り坂を走るということは、普段よくジョギングをする、ということでは対応しきれないのです。
長距離選手だとかマラソンランナーだからといって、ハードな筋トレ=速筋繊維を鍛えるのを怠るのを出来ない理由がここにあります。
ちなみに平地のランニング中にもブレーキの働きは多かれ少なかれ使われています。そのような意味で、速筋繊維の鍛え方が甘かったらやはりそこが弱点になってしまい、記録が伸び悩むことになってしまうかもしれません。

ぜひともハードな筋トレ=レジスタンストレーニングを取り入れましょう。きっと記録が伸びますよ。
まとめ

筋肉の収縮には、筋肉が短くなりながら力を発揮する短縮性収縮と、筋肉が伸びながら力を発揮する伸張性収縮(エキセントリック収縮)がある

下り坂を走るような、ブレーキをかけつつ力を発揮するエキセントリック収縮では速筋繊維が優先的に使われる

遅筋メインのランニングでも速筋を鍛えると記録が伸びる可能性は高い
とはいえランナーの方々がいわゆる筋トレであるレジスタンストレーニングに馴染みがなくて分からないことも多いはずです。やはり重量物を扱うトレーニングですので、分からないことがあればまずは専門家の門を叩くことをおすすめします。

笹野 伸一 (鍼灸師・柔道整復師)

鍼灸師・柔道整復師として整形外科に勤務してリハビリテーション業務をこなしながら神奈川県内高校の部活動のトレーナーも行う。体幹トレーニングと身体の使い方に関する独自のレッスンには定評がある。

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