冬の寒さで腰がつらくなるあなたへ

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そろそろ寒くなってきましたね。(10/31朝時点)
町を歩いているとこんな話がちらほら聞こえてきます。

 

寒くて腰がつらいなあ・・・

 

今年もぎっくり腰に気を付けなきゃ・・・

 

コルセットどこにしまったっけ・・・

 
そしてこのような結論に達します。

帰ってゆっくりお風呂につかろう

と。

その考えでは腰のつらさは良くなりませんよ、と言ったらどのように感じますか?

 

「えー嘘っぱち!テレビで温めるのが大切だって言ってたもん!」

 

「実際温めると楽になるじゃーん!」

 

「じゃあどうするのが良いの?」

 

という声が聞こえてきそうですね。
はい、お答えいたします。

 

温め神話

 

温めるのがベスト!

それ以外はせいぜいがマッサージに行ってほぐすくらい。

温めるのもマッサージも血行を良くして筋肉をほぐすのが目的!となっている方は非常に多いです。

我々治療家の中でもその神話は定説としてまかり通っている印象があります。
あえて私は聞きたい。
血行を良くして筋肉をほぐせば本当に腰のつらさ予防になるの?と。

実際に、私の感覚ですが年末にかけてぎっくり腰で悩む人は多いです。しかし気温が高い夏にもぎっくり腰で悩んでいる方は多いんです。
そうです。温めるのが最高、マッサージがベストという考え方は一度捨てましょう。(あとで拾いましょう。でも少しだけ)

なぜなら腰のつらさの原因は人それぞれだからです。

温めるのが奏功する事も「ある」程度が正しいです。

 

困った時のそもそも論

 

そもそも腰のつらさとは何でしょう?

それはそれは壮大なお話になってしまうので、今回の件で必要な点をかいつまんでお話しますと、そもそも腰のつらさは姿勢が悪いことも大きな原因である。ということです。

なのにいきなり血行の話をしてみても本質にはたどり着けません。

悪い姿勢が腰の筋肉の過剰な緊張を生み、過剰な筋肉の緊張が血行の悪さと回復の悪さを生み出し、やがて腰のつらさへ。

これくらいの論理でないと正しい道にはたどり着けないと思っています。

 

良い血行には二通りある

 

今回の話でひとつの肝になっている血行。二通りあるんです。
お風呂で温めたりマッサージをするというのは、外側からの刺激です。

しかし残念ながらそれではお風呂から出れば、あるいはマッサージが終わって次の日になれば、血行は今までの悪い状態に。効果は消えてしまっています

なぜならば、内側からの温めが無いからです。

もちろん一時的でも温めたりするのは効果的だとは思いますが、それではやはり効果は「一時的」なのです。

それに対して身体の内側から自らの力で血行を作りだし、循環を促進できたら。それは一時的ではなく、長期間に渡る良い血行となります。

外側と内側、両方から温めることが良い血行につながります。

 

内側から温めるには

 

ずばり、食事筋力トレーニング正しい姿勢です。
冬は夏よりも代謝が上がります。それはつまり寒さに負けないように身体が熱を作り出していることに他なりません。

その時に必要な栄養素が不足していたら。あるいは熱を作り出す筋力そのものが不足していたら。それはつまり身体が寒さに負けてしまうことになります。寒さに負けてしまった、その一つの結果として腰のつらさがあります

前述したようにお風呂で温めたりマッサージしたりするのは外側からの温めとしてはOKです。しかし内側からの良い血行を生み出すことも必要なのです。

その人にとって、どのような栄養素が足りていないのか。どのような筋肉が足りていないのか。どのように姿勢が悪いのか。まさに千差万別でひとくくりにできないのがやっかいな所ですが、キーワードとしてタンパク質不足な人が多いこと、体幹が弱いこと(筋肉があったとしても使い方に問題がある)、姿勢は筋力と関係してくること、が挙げられます。

 

まとめ

 

温めさえすれば良い、マッサージを受ければ良い、という考えは一度捨てたほうが良いこと

血行を良くするには内側からがベストなこと

何が原因かは人それぞれであること

 

困った時には専門家の門を叩いてみるのも良いと思います。寒さが本格化して身体が悲鳴を上げてしまう前に、良い対策が取れることを祈っています。

 

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笹野 伸一 (鍼灸師・柔道整復師)

鍼灸師・柔道整復師。整形外科で勤務するかたわら、神奈川県内高校の部活動のトレーナー活動も行う。姿勢の改善、筋トレ、痛みの出にくい身体作りの指導には定評がある。

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