大切な大会前に怪我が悪化する人の3つの特徴

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いよいよ来週は大会だ。

明後日の一回戦はぜひとも突破したい。

週末にはマラソン大会が控えている。

 

このような状況は、皆さん少なからず経験があるかと思います。

大切な大会。

入念に準備をしてきた。

自分との戦いだ。

さあやるぞと意気揚々・意気軒昂です。

そして前日にはカツ丼を食べて、21時には就寝して・・・。寝られるかな?などなど、個人個人において過ごし方は多種多様だと思います。

ところが、どういうわけか試合や大会前に怪我をしたり不調になる方がいます。

せっかく楽しみにしていたのに、全力を出せないのではもったいないですね。

今回はそんな方々にフォーカスして、大切な大会や試合前に不調になりにくくなるコツをお伝えします。

 


 

そもそもこんな人

このような傾向にあると思っています。

 

  • 真面目である。

 

とても大切なことです。

そもそもマジメでなくては大成しないとさえ思います。

スポーツ選手で、練習なんてしませんよ~みたいな天才肌・おちゃらけキャラの人でも、人前には見せない練習量、汗の量があります。またその汗の量がその人の強さを支えてるといってもいいです。

ですから真面目なのは悪くないです。問題なのは悪い意味で真面目すぎることです。

休養やリラックスにどこかで否定的というか「リラックスしなきゃ」と言って、かえって緊張しているような方々です。

口癖としては「いつも通り練習しないと気持ちが悪くてさ」「〇〇しなくてはならない(リラックスしなくてはならない等)」などがあります。

要するに試合前の緊張で練習量を増やしてしまっていることに原因があります。

いつも通り過ごそうとする、そのルーティンワークは大切ですが、その一連の流れの中に休養や本当の意味でのリラックスも含まれると良いですね。

 

  • そもそも身体が完成していない。

どのようなスポーツでもそうですが、身体が大切です。

動作には、そのスポーツ固有の動きとスポーツ一般の動きがあります。

例えばテニスにおける「ラケットを振り回してボールを正確にミートして、相手側コートに入れる」のが前者で、「前後左右に走ること・止まること・ジャンプすること・着地すること」などは後者になります。

そこで前者の、スポーツ固有の動き(言い換えれば技術的なトレーニングといってもいいかもしれません)ばかりを追求してしまう方々は黄色信号です。

その状態で大会前の追い込みなどのオーバートレーニングをするとどうなるか。

技術に振り回されて、走る・止まる・ジャンプする等がおろそかになります。そして怪我につながります。

たいてい怪我をする時はそのスポーツ固有の動きよりも一般的な動きの中に原因があることが多いです。(急な方向転換で足をひねる・そもそも身体が固くて無理な動きをしている等)

 

では体調が悪化してしまう人は?

 

上記の内容とも重複しますが、やはり真面目すぎる場合が多いと思います。

精神的に追い込まれていると反動で風邪などを引きやすいです。

よく言われる「気を張っていたが、受験が終わった途端にゆるんだのかなあ」というものです。

大会や試合が終わった後で体調を崩すのはまだしも、大会前に崩すのは何故か。それは、その方の精神的緊張のピークが過ぎてしまったことにあります。

研究の結果が出ています。

オーストリアの研究者ハンス・セリエがストレスと身体の反応について明らかにしました。

「自己防御機能としての反応が完成すると、ストレスとストレス耐性が拮抗している安定した時期になる。しかし、この状態を維持するためにはエネルギーが必要であり、エネルギーを消費しすぎて枯渇すると、今度はストレスに抵抗できなくなり衰弱してくる」ということです。

つまり緊張状態において身体は抵抗力を増強し耐えることができるが、一定期間を過ぎると逆に弱くなるということです

緊張がピークを過ぎる前に大会や試合を迎えたいです。

そのためには緊張のスタート地点をコントロールすることが必要です。

その大会・試合の一年前に緊張が高まり、それが持続するような方はおそらくいません。大会前1週間を切ったら緊張が増大してもOKですが、一ヶ月前から緊張しっぱなしなのは早い気がします。自分にあったコントロールを見つけると良いと思います。ヨガやストレッチ、海を見に行くなどなど。

 

まとめ

 

真面目過ぎるのも良くない。リラックスや心のコントロールも大切なこと

技術を追い込みたくなるが、大会前には怪我の原因になること

緊張状態をコントロールすると体調管理がしやすいこと

 

セルフコントロールが難しい場合は専門家を訪ねるのも良いかもしれません。身体と心のケアができるととても良いです。

せっかく練習するのですから、全力を出し切り後悔のない大会・試合にして頂きたいものです。

笹野 伸一 (鍼灸師・柔道整復師)

鍼灸師・柔道整復師。整形外科で勤務するかたわら、神奈川県内高校の部活動のトレーナー活動も行う。トレーニング指導、身体のコントロール、ケガをしにくい身体作りの独自のレッスンには定評がある。

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