腰痛って、治るんですか?

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腰痛に悩む日本人の数は、ここ数年1000万人超で推移しています。つまり、約10人に1人が腰痛持ちだということです。

また日本人のうち約90%の人が一生に一度は腰痛を経験するといい、さらに日本の職場において発生するケガ(業務上疾病)のうち、腰痛は年間600件近く発生しており、これは全体の約60%を占めるとのことです。

都市化が進み、車やエスカレーター・エレベーターなどの普及による生活環境の変化、それに伴う慢性的な運動不足など、その原因をあげればきりがありません。


腰痛難民の方に安心してもらいたい!!

 

多くの腰痛持ちの方は、なぜそうなったのか?どうすればよいのか?良い予防法はないのか?などについて知りたいと思いながら、不安と一緒に生活しているのが現状だと思います。

この場合の原因というのがやっかいです。

実は原因の8割以上は整形外科的に異常がない、つまり原因不明なのです

こう言うと驚きやため息や絶望など、様々な声が聞こえてきそうですね。

あくまで整形外科的にということですので、言い換えればレントゲンやMRIやCTでは原因が分からなかった、ということです。

もっと言えば、画像としての原因が見つからなかった、ということです。

ところが運動学や解剖学、東洋医学などの視点で見てみるとそこには多くの原因があり、そのための適切な治療もちゃんと存在しているのです。

ほとんどの腰痛は正しい姿勢・動作、正しい治療、生活習慣で改善できるものなのです。


前かがみで痛む?後ろに反ると痛む?

 

原因を見つけるための第一歩として大まかな仕分け方法をお伝えします。

仕分けるのは前屈障害型腰痛と後屈障害型腰痛、危険な腰痛の三種類です。

前屈障害型腰痛は上体を前に屈めると痛いタイプで、背中の筋肉や椎間板へのストレス、炎症、変性などが原因と言われています。

(※言われています、としたのはレントゲンなどの画像的に証明されていない≒原因不明。とされているからです。しかし最近では画像的に変化が見られるという話も医学界で出てきているようです。長くなるのでまた今度お話しますね)

これらの部位に負担がかかっている可能性が高いので、それを防ぐための筋トレや体操、動作指導を行います。

後屈障害型腰痛は上体を後ろに反らすと痛いタイプです。

腰椎の変性、周辺の筋肉の炎症や侵害受容器の異常興奮などが考えられています。

これらの部位に負担がかかっている可能性が高いので、それを防ぐための筋トレや体操、動作指導を行います。

最後に、危険な腰痛です。大切なことは、画像でのはっきりした原因が見当たらないことです。

骨のがんなど、レントゲンで見つかる病気もあります

その危険なサインとして、じっとしていたり寝ている時にも痛みが続くことが挙げられます。それ以外にも痛みに関係なく力が入らないことなどかあります。

筋肉や関節が原因ならじっとしていれば痛みはありません。気になる症状があればすぐに専門機関に相談に行くことです。

 


 

まとめ

 

腰痛の8割以上は原因不明。

病院における「原因不明」は「画像を見る限り骨には異常がない」と言っているに過ぎないこと。

そのような画像所見には出てこない様々な原因があり、その対処方法も確立されていること。

 

 

いかがでしたか?病院で(レントゲン等の画像所見で)腰痛の原因が見つからなかったといって、がっかりしなくても良いのです。それ以外にこんなにも原因があるのですから。

あとはそれに正しく対処するだけです。どうかこれを読んでいる皆さんが、腰痛の無い豊かな生活が送れますように。

 

笹野 伸一 (鍼灸師・柔道整復師)

鍼灸師・柔道整復師。整形外科で勤務するかたわら、神奈川県内高校の部活動のトレーナー活動も行う。姿勢の改善、筋トレ、痛みの出にくい身体作りの指導には定評がある。

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