2017年 2月 の投稿一覧

“本当”のイメージトレーニングを知っていますか?

lgf01a201408291300

突然ですが、クイズの時間です。

 

以下の文章のうち、正しいのはどれでしょうか?

  • Aスポーツで、怪我をして入院すると入院前よりもヘタになって退院する。
  • Bスポーツにおいて「相手がこう来るでしょ、だから自分はこっちにこう動いて・・・」がイメージトレーニングにおいて最重要だ。
  • Cそもそもイメージトレーニングは運動にのみ効果的だ。

 

難しいですか?

簡単だという方もいらっしゃるはずですね。

では正解の発表です。

正解はありません

・・・あ、怒りますか?(失礼しました!)

しかし真実なのです。すべてが正しくないとしたら、あなたは驚きますか?

あなたは上記に当てはまる、もしくはそのように考えていたのではないでしょうか。

だとするとイメージトレーニングの実力を活かしきれず、損している可能性が大きいです。

それは非常にもったいないです。

今回は、イメージトレーニングを100%活かす方法をお話します。

実は先ほどの問題文はこのように正しく言い換えられます。

  • Aスポーツで、怪我をして入院していたが、入院前よりも上手になって退院した
  • Bスポーツにおいて、「相手がこう来るでしょ、だから自分はこっちにこう動いて・・・」はイメージトレーニングの2~4割程度しか使えていない
  • Cイメージトレーニングはスポーツや勉強など、あらゆる物事に応用できる

いかがでしょうか。本当かよ!といった声も聞こえてきそうですね。解説します。

 

知られざるイメトレの世界

 

イメージトレーニングをすると、意識と身体のネットワークが発達するのはよく知られています。神経を鍛えるようなイメージでしょうか。

例えばあなたがサッカー選手の動きをビデオで見ているとしましょう。

テレビの中では、選手がボールを受け取って、ドリブル。

相手選手を左にかわして、シュート!ゴール!という場面であるとします。

この時に自分がプレイしているかのような没入感で見ていると何が起こるか。

なんと、さながら本当にプレイしているかのように、必要な筋肉達の活動が上昇することが分かっています。実際には動いていないのにです。

ただ楽しんで見ているのではダメです。没入感が大切です。

さらに言うと、サッカー経験者だともっと良く反応するそうです。

これはとても有名な話ですので知っている人も多いかもしれません。

実際に身体を動かしていなくとも神経のネットワークが発達し運動が上達するということですね。

 

イメトレの充実を目指して

 

イメージトレーニングを充実させるために、特定の技術を身につける通常の流れを、追って解説します。

①まずは頭を使いながら身体を動かし動作を覚える。

②覚えた動作を反復して神経と筋肉や関節の動きをよりマッチさせる。

③やがて滑らかになり、ほぼ無意識に動作を遂行できるようになる。

ここでイメージトレーニングを応用するとこうなります。

自分にとって理想的なプレイをしている選手のビデオを見る。

どのように動いているか、視点はどこにあるかなど、できるだけ多くの事を想像する。

すると神経のネットワークが広がり、上記の①と②の訓練として非常に有効です。

 

マル秘!イメトレの裏技!

ここで裏技の登場です。

単純に、ここでこうやって動いて・・・ではイメージトレーニングの2割程度しか発揮できていないとお伝えしました。残りの8割を使う極意をお伝えします。

それは五感をフルに使うことです。

五感とは視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚のことです。

より強烈なイメージの方が、弱いイメージよりもトレーニングとして強いです。

ただただビデオを見て動作のみに着目すると、せいぜい視覚と触覚のみしか刺激できません。

残りの感覚もイメージトレーニングしましょう。

ある場面におけるその場の空気とでもいいますか、匂い口の中の感覚や、どんな音が聞こえているかまでイメージするのです。

するとより臨場感のある強烈なイメージになり、神経のネットワークも発達しやすくなります。グラウンドの土の匂い、畳の足裏の感覚、飲んでいるスポーツドリンクの味わい・・・。

 

スポーツ以外の応用編

 

 

例えば大切な試験やプレゼン前など。会場の空気をすべてイメージしましょう。

会議室ならもしかしてタバコくさいかもしれませんね

試験会場では静まり返った中での鉛筆の動く音だけが聞こえてくるかもしれません。あっ誰かが消しゴムを落とした!など。

書いている紙の感触ペンの滑り具合、エアコンの音・・・。

口の中はカラカラでしょうか?適度に湿っていて滑舌は良いでしょうか?

 

全てのイメトレで大切なこと

 

大切なのはそれらのイメージに最終的に必ず肯定的な良いイメージを植え付けることです。

  • ほどよい緊張感の中で、パフォーマンスを発揮できている。
  • 話していて一度頭が真っ白になるが、すぐに回復してそのあとは吹っ切れる、など。

トレーニングですから失敗する場面も大切ですが、最後には必ずうまくいくイメージトレーニングをします。

まとめ

  • イメージトレーニングは、ある意味では身体を動かすことよりも良いトレーニングができる場面があること
  • イメージトレーニングはスポーツだけでなく日常生活のあらゆる場面で応用できること
  • 最大のコツは五感をフルに活用すること

いかがでしたか?

夜寝る前すらもトレーニングの時間に充てられる、使えるネタだったと思います。

皆さんも今夜からレッツトライ!人生のパフォーマンスアップにお役立て下さい。

こんな接骨院(整骨院)には行ってはいけない

lgf01a201501060200

私は整形外科で勤務しています。

ドクターと一緒に診察室にいて、整復(骨折や脱臼でずれてしまった骨・関節を元に戻すこと)のお手伝いをしたり、ギプスを巻いたり、リハビリテーションを行い生活に復帰するまでを見させて頂いています。

他の病院等から患者さんが紹介されてくることも多いのですが、そのなかでも接骨院(整骨院)からの紹介患者さんとお話をするとすごくびっくりすることが多いです。

何にびっくりするか?

接骨院(整骨院)のレベルの低さにです。


ちょっとお怒りモードです

 

一つ症例を報告します 。

10才の男の子。サッカーをしていて相手選手と接触し転倒。

左手をついてしまい小指の付け根が腫れて痛い。

すぐにクラブのコーチが接骨院に連れて行った。

接骨院では骨折と「診断」され、「折れた所は手で元に戻して治療したから大丈夫」と言われ帰った。

痛みが引かないので二日後に病院に行きレントゲンを撮った。

病院で「骨折はありません。異常なしです」と言われた。

そのレントゲン写真を持って最初の接骨院に行くと・・・

二日前は折れていたんですよ。その場ですぐに直したから今日レントゲンを撮っても異常が無いのは当然です。」

「ところで電気治療はしていったほうが良いので、これから通って下さい。」と言われたそうです。

 

んなワケ、あるかーい!!

これには私もずっこけました。


車の運転は、できるのか?

 

レントゲンも撮らずに骨折と「診断」したこと(診断権は医師のみが持っています)。

また、整復をしたとのことですが、その後に固定もしないのはなぜでしょうか(通常は整復と固定はセットで行わないと意味がない)。

二日後のレントゲンで「異常なし」なのを「直したから」と言ってしまったのは何故でしょうか(普通、折れた骨がくっつくまでに2~3週間かかる。曲がったのを直したとか関係ない)。

国家資格を持っているなら当然の知識が欠落しているとしか思えません。

というかもはや医療従事者として完全にアウトです。

車の運転でいえば、免許は持っているけど赤信号が止まれなのが分からないレベルです。

これと似たようなパターンに

「ぶつけた所を診てもらったが、揉まれて悪化した」

「実はひびが入っていたのに、気づかず揉まれてボッキリ骨折した」

「靭帯の部分断裂だったが、ストレッチされて完全断裂になった」

などのヴァリエーションがあります。

全て同罪です。免許を返納したほうがいいです。


 

そんな接骨院(整骨院)が、「私の院はスポーツ外傷・障害に強いから皆さん来てくださいね~」などと言って世の中で開業し続けている現実。

びっくりしました。背筋が凍りました

さらに言えば、これは珍しいことではないということです

そういう接骨院(整骨院)はとても多いです

スポーツ傷害でも単純な腰痛でも揉むことしかしない、できない。また来てくださいねとしか言わない。

こういった所に不幸にも行ってしまった患者さん達は、適切な治療を受けられなかったという意味では被害者だと言ってもいいと思います。

そういった被害者を増やさないためにも、知識による武装は必要だと思います。

医学的知識がなくとも、とある事柄を確認するだけでOKです。

とくに怪我で接骨院(整骨院)にかかる前には確認しておくと良いと思います。

 


悪魔の質問

 

接骨院(整骨院)にこれから通おうとしていて、あるいはいま通っていて疑問を感じているあなた。このような質問を先生にぶつけてみましょう。

今まで、骨折(脱臼)の患者さんの「治癒するまで」を、何人くらいお手伝いしたことがありますか?と。

骨折や脱臼などの外傷は経過観察が大切です。治療していく過程をその患者さんの不安とともにいかに一緒に過ごしたか、お手伝いできたか。その時間が大切なのです。

正直、骨折を「見る」だけなら誰でもチャンスがあればできます。事故現場などに居合わせればいいのですから。

治っていく過程をお手伝いさせて頂いた経験は治療家としての糧になります。そういう経験がほとんど無い状態で骨折や脱臼に関して「治せる」「診られます」などと言うこと事態が患者さんに対して無責任で許されない行為だと思います。


線引きができるか?

しかし、全ての接骨院(整骨院)の先生達が整形外科等の勤務経験があるかというと、なかなか難しいです。

しかし経験はなくとも素晴らしい先生はたくさんいます。

それは、きちんと勉強している先生です。

そしてそれらの知識を基に、できること、できないことの線引きをちゃんとしていることです。

それがあれば安心して身体を預けられると思います。

何よりも、治療に対する情熱人間愛があることが大切なのです。

いい加減な事しか言わない、やらない先生はそれらが欠落しています。

手に負えないもの・危険なものはちゃんと患者さんに説明する。あなたがこれから通おうとする接骨院(整骨院)の先生はそれらが備わっているでしょうか?


まとめ

 

怪我をして通う場合において、危険な接骨院(整骨院)が多く存在すること

それらを見分けるために「きちんと骨折・脱臼の治療経験があるか?」調べておきたいこと

揉んだり電気治療しかしないのは危険であること

 

患者さんのためを思えば、でたらめな事はできないはずなんです。

皆さんが良い先生に出会えることをお祈りしております。

身体の硬さは筋肉が伸びないから?

th

あなたは身体が硬いですか?

それは何が硬いですか?

筋肉が伸びないからだけではありません。

筋肉、関節などその他にも要素があります。

治療院やマッサージ院では、触って硬いから筋肉だと言われている。

それは本当ですか?

実は反対側(伸びる筋肉の逆)の筋肉の硬さだったりします。

簡単な見分け方についてお伝えしていきますね。

 

自動運動と多動運動

自動運動とは、自分で身体を動かす運動のことを言います。

多動運動とは、他者によって自分の身体を動かされることを言います。

この自動運動と多動運動を使って見分けていく場合もあります。

 

例を挙げていきますね。

足首の硬さをみるとしましょう。

まずは自動運動から。

座った状態で、つま先を上にしてください。

さらに上にできますか?

しようとした場合、どこに辛さが出ますか?

ふくらはぎが伸びているのか、足首の前の部分が詰まる感じなのか。

次に、多動運動です。

座ったまま、つま先を上にするように他の人にやってもらってください。

自分はだらっとラクにしていてくださいね。

先ほどと比べてつま先の上がり具合(足首の曲がる角度)はいかがですか?

先ほどより上がるようであればスネの筋肉の張りすぎの可能性があります

スネの筋肉が収縮するとつま先を上にします。

そのスネが張っていると、もともと筋肉が縮んでいます。

筋肉を使うとさらに縮もうとします。

ある程度縮むと、つまり感を訴えます。

ですが、人にやってもらうとスネの筋肉を使わずにつま先を上げれますので、

上がりやすくなります。

このように足首の硬さはふくらはぎだけではないんです。

スネの筋肉の影響もあります。

また、多動運動でも上がらないケースでは、ふくらはぎ自体の筋肉の硬さがあると上がりません

 

その他に細かくいうと関節、関節包など他にもいろんな原因がありますが、

今回は割愛させていただきます。

 

対処法

原因がふくらはぎだった場合は、アキレス腱伸ばしをしてみて下さい。

これでも改善しない場合は、膝を曲げた状態でもアキレス腱伸ばしをしてみて下さい。

ふくらはぎの深層の筋肉がストレッチされます。

原因がスネだった場合は、つま先を下にすると伸ばされます。

片足正座をするような形になるとストレッチされます。

 

まとめ

・身体の硬さは、伸ばしている筋肉の、反対側の筋肉の詰まりが原因のケースがある。

自動運動と多動運動で見分けられるケースがある。

・硬さは、筋肉だけでなく、関節・関節包などの硬さも要因となる。

以上、自分の身体が気になる方は試してみて下さいね。

あなたの肩甲骨の位置は正常?

yjimage1

最近、「肩甲骨はがし」、「肩甲骨まわし」

などが流行り、肩甲骨の存在について一般の方にも認識が挙がったように感じます。

肩甲骨を内側に寄せましょうとか治療院で

言われたりするケースもあります。

ですが、どのくらい内側によせたらいいのかわからない方が多いです。

たぶんそこまで教えてくれないんでしょう。

教えているところもあると思いますが。。

 

肩甲骨の正しいポジションについて

立っている状態についてお話します。

立って手をだらっと身体の横につけてください。

専門用語で挙げていきます。後ほどわかりやすく説明していきます。

①肩甲骨の高さは第1胸椎~第8胸椎の間に。

②脊柱から肩甲骨内縁が7.5cm(文献によってばらつきあり)

③肩甲骨上角と下角は地面に対して垂直に。

④肩甲骨面が前傾・後傾しないで垂直に。

もっと細かく診るとありますが、わかりやすいように4つに絞りました。

今回は、この4つを基準にし、ズレているか判断していきましょう。

基準というものがあるからズレているということがわかるんです。

 

では、あなたの身体をチェックしてみましょう

自分1人では評価しずらいので、2人でチェックしてみてください。

yjimage

①肩甲骨の高さは第1胸椎~第8胸椎の間

まず、第1胸椎とはどこか説明していきます。

椅子に座り、首のみ下を向いて下さい。その時に首の真後ろをなぞって背中まで降ろして下さい。

その時にボコッと硬く飛び出た骨を触れると思います。

一番飛び出た所が第7頸椎です。

第7頸椎の下に第1胸椎があります。

ボコボコと硬い石のような骨が並んでいます。

一つ下硬いものを触って下さい。

触ったまま、首を戻してもらい、左右に振り返ってもらいます。

この時、触っている骨が動かなければ、第1胸椎です。

もし動くようであれば、第7頸椎なので、一つ下の骨を触って振り向いてください。

動かなければこれが第1胸椎です。

第1胸椎がわかったら、今度は肩甲骨を触っていきます。

肩の真上(良くマッサージで押されるところ??)を押してください。

その時に硬い(とがったような)しこりがあると思います。

これは肩甲骨上角と言われる所です。

この肩甲骨上角と、先ほど触った第1胸椎が地面に対して平行(同じ高さ)な位置であればOKです。

どうでしょう?もし肩甲骨上角の方が上の位置にあれば肩甲骨は上へ上がっています。(いかり肩)

下にあれば肩甲骨が下制しています。(なで肩)

 

②脊柱(背骨)から肩甲骨内縁が7.5cm(文献によってばらつきあり)

肩甲骨の内縁を触ってみましょう。背部にある背骨を触りましょう。そのまま外側に滑らしてみましょう。

硬いものが触れるはずです。これが肩甲骨内縁です。

肩甲骨内縁とは、肩甲骨の内側の縁ということです。

これと、背骨の距離がどのくらい離れているかです。

これが広いようであれば肩甲骨は外転といって外側に移動しています。

こうなると肩が前に丸くなるようになってしまいます。

大体背骨から5cm~7.5cmの間になるようにしましょう。

(これは体格によって差があるので、小柄な方は狭くなります)

 

③肩甲骨上角と下角は地面に対して垂直に

今度は下角を触ってみましょう。肩甲骨の一番下にあるとがっているところです。

先ほど内縁を触りました。そのまま下にたどっていくとあります。

この下角と、①で触った上角の位置関係を診てみましょう。

上角と下角が地面に対して垂直にあればOKです。

上角が内側であれば肩甲骨は上方回旋しているといわれます。

上角が外側であれば肩甲骨は下方回旋しているといわれます。

これは肩甲骨を車のハンドルのイメージと重ねてください。

右の肩甲骨を診ている時は、

左にカーブする方向にハンドルを切る=肩甲骨上方回旋

右にカーブする方向にハンドルを切る=肩甲骨下方回旋

といった感じで肩甲骨は動きます。

 

④肩甲骨面が前傾・後傾しないで垂直に

肩甲骨に手全体を当ててください。

中指を上角に、母指球らへんが下角にくるような感じです。

この時、指側が前に倒れていれば、肩甲骨前傾。

逆に母指球の方が前にでていれば、肩甲骨後傾。

まっすぐであれば正常です。

 

いかがでしたでしょうか?

あなたの肩甲骨は正しいポジションにありましたか?

ないのであれば、検査してくれた人にサポートしてもらい、

正しい位置に修正してみてください。

意識するだけで変わってきますよ。

ダイエットを成功させたいあなたへ② ~糖質制限篇~

lgf01a201407280300

 

 

前回、「ダイエットを成功させたいあなたへ」ということで、プロテインの誤解をとくつもりでカロリー制限についてお話をさせて頂きました。

ダイエットを成功させたいあなたへ ~カロリー制限篇~

さらっとおさらいしましょう。

  • プロテインは純粋にタンパク質の事であること。
  • ダイエット目的でカロリー制限した場合、筋肉量低下によるリバウンドの危険が常にあること。
  • それを防ぐためにプロテインはとても有利であること。

 

だいたいこんな感じでした。

今回は食事制限をさらに一歩進めた「糖質制限篇」をお伝えします。

 


 

そもそも「太る」とは何なんだ?

お肉の食べ過ぎでしょうか?

脂肪の取り過ぎ?

カロリーオーバー?

 

どれも正解ですが間違いでもある、といったら皆さんはどう思いますか?

 

またまた~!嘘でしょ!

意味がわからん!

前回のカロリー制限篇

ダイエットを成功させたいあなたへ ~カロリー制限篇~


はウソか!

などといった意見が聞こえてきそうですね。

解説していきましょう。

 

 

 

ホルモン(焼肉屋ではない)

 

人間を始め生物は、環境に適応することで生きてきました。そうして生き抜いてきた先祖代々の身体を我々は受け継いでいるわけです。

人間の血液はおおむね血糖値が100mg/dlに保たれており、身体を動かす際の重要なエネルギーとなっています。血糖値を一定に保つ仕組みは各種ホルモンの働きによります。

食事をすると、血糖値が急激に上がります。上がりすぎた血糖は血中タンパク質と反応を起こして(糖化という)血管壁を傷つけたりといった有害な作用を有するため、なるべく早く下げる必要があります。

この際に働くのがインスリンというホルモンです。

 

太る原因はこれだ!

 

このインスリン。血中の糖分を筋肉や臓器に仕舞い込む、という形で血糖値を下げていきます。

貯めきれなかった余剰分を脂肪に作り替えて溜め込むのです。これが太る原因です。

さらに悪いことに、インスリンにより急激に下がった血糖値が空腹感を強く引き起こしたり、眠気やだるさの原因になったりします。強烈な飢餓感もここからきます。皆さんも経験あると思います。給食がカレーの日は午後の授業がやけに眠かったことを。

犯人は炭水化物

炭水化物とは糖質+わずかな食物繊維のことです。

つまり、米やパンというように形を変えた砂糖をそのまま食べているようなものです。

甘い甘い砂糖ですから、血糖値が急激に上がります。

結果としてインスリンの大量放出➡血糖を脂肪として蓄える➡血糖値が下がって空腹を感じる➡また食べる、もしくはおやつに手を出す➡インスリンの大量放出・・・といった悪循環が生まれます。

なぜそんなことに?

人間の歴史はそのまま飢餓との戦いでした。

基本的には食べられず、狩猟や採集で飢えをしのぐ日々。即時的なエネルギーとしての血糖値は下がる一方です。

そこで身体に貯蔵した糖分を使い血糖値を上げる必要が出てきます。

血糖値を上げるホルモンの登場です。グルカゴン、アドレナリン、成長ホルモン、コルチゾル、甲状腺ホルモン・・・。場面ごとに応じた血糖値の上げ方を作り出しました。

では血糖値を下げるホルモンは?

インスリン一択なのです。

そもそも炭水化物(糖質)が取れず、血糖値が上がりすぎる事がなかったので、たまに糖質が摂取できればラッキー

そのエネルギーを脂肪として貯蔵するホルモンであるインスリンのみがあればそれで足りたのです。

文明の発達により炭水化物にあふれる現代。しかし同時に、人類史上ほとんど有り得なかった糖質を摂取する時代ともいえます。それによる急激な血糖値上昇が太る原因の一つでした。

糖質制限と、それによるダイエットは、まさにそこにフォーカスしたやり方なのです。

具体的には?

主食を抜く。これだけです

例えば今夜の晩ごはん。

トンカツ定食だったとします。ごはん、トンカツ、キャベツ、豆腐の味噌汁、漬け物だったとしましょう。

そうしたら、ここからごはんを抜きます。それ以外は全てOKです。

量の制限もほぼ無しです。ごはんを食べないとお腹一杯にならないよー。というのであれば、キャベツをたくさんお代わりする。お金に余裕があればもう一枚トンカツを食べてもいい。さすがにこれでお腹一杯になるでしょう。

 

筆者も試してみました。

基本的には鶏肉のソテーとチーズを食べ、サラダと玉子かけ納豆を食べます。

似たようなメニューで2週間ほど経過。体重が2kg減りました。

食事のストレスは最初の三日間はありましたが、あら不思議。4日目からはストレスが消えて、さらにいつも感じていた昼過ぎのダルさや眠気がありません

実はこれも血糖値のおかげです。炭水化物による血糖値の急激な上昇・低下(血糖値スパイクという)がダルさを引き起こすと考えられているため、それがない状態になれば一日中一定のコンディションでいられるのです。とても助かります。午後イチの仕事のパフォーマンスが自然に上がります。

いいことづくめの糖質制限ダイエット。さらにいうと、実はここでもプロテインの有用性が出てきます

それはまた次回のお話「糖質制限+プロテイン 夢のコラボレーション篇(仮)」でお話させて頂きます。

 

 

まとめ

こんなにたくさんの炭水化物が継続的に摂取できるのは人類史上、ごく最近になってからだった

炭水化物(糖質)摂取後の血糖値スパイクが、太る原因であり飢餓の原因であり食後のダルさの原因でもあった

主食を抜く糖質制限ダイエットは血糖値を安定させ、比較的楽にダイエットできる

 

 

身体に対する理解が深まると本当にいいことばかりです。肉体的にも精神的にも充実して、理想の人生を目指しましょう!

ダイエットを成功させたいあなたへ ~カロリー制限篇~

lgf01a201307011900

皆さん、プロテインと聞いてどんな印象をお持ちになりますか?

 

「そこまで本気じゃないし・・・」

「いや、ムキムキになりたくないので・・・」

「なんか危なそう・・・」

 

こういう意見をよく耳にします。

はっきり申し上げて、とても残念です。プロテインに対する誤解と利用者の少なさに。

今回は、そんなかわいそうなプロテインが、皆さんの関心が大きいダイエットにとても友好的な仲間である、というお話をしたいと思います。

 


 

そもそもプロテインとはなにか?

単純にタンパク質のことです。

三大栄養素の脂質・糖質・タンパク質の、タンパク質です。

英語で脂質はファット(fat)なのは皆が知っているけど、同じく英語でタンパク質はプロテインだと、何故か知ってる人が少ない。不思議なことです。

さて一般的なダイエットにおけるキーワードといえば、食事運動だと思います。

運動に関してはまた機会をみてお話させていただくとして、食事はいかがでしょうか。

ここでは食事制限(カロリー制限)についてお話します。

※カロリー制限の是非についてはまた次の機会にお話しますが、ここでは単純に食べる量を減らしたい方へ向けたお話をします。

 


 

入院したことがある方はお分かりかと思いますが、体重が減ります

これは健康的な食事と規則正しい生活による脂肪の減少に加え、活動量の低下による筋肉の減少によるものです。

ある研究では48時間動かないでいるだけで筋肉が減少するという報告もありますし、宇宙飛行士は無重力の宇宙で少しでも筋肉を落とさないように、宇宙船内でかなりトレーニングをしています。

筋肉は簡単に落ちてしまいます。ましてや食事制限(カロリー制限)をして、タンパク質摂取量が不足すればどうでしょうか。筋肉が減ってしまうのは自明の事です。

そして、それゆえの体重減少を「体重が落ちた!」と喜んでいると、落とし穴に落ちてしまいます。

その落とし穴の名前をリバウンドといいます。

 

リバウンドの恐怖

 

単純な食事制限(カロリー制限)ダイエットによるリバウンドはとても怖いです。

タンパク質摂取量減少が招く、筋肉量の減少による基礎代謝の低下が原因です。ダイエットをやめた際の反動によるドカ食いも原因だったりします。

基礎代謝は、車でいうエンジンのアイドリング時におけるガソリン消費に例えられます。

アイドリング中、大きいエンジンのほうがガソリンを消費します。

人間であれば筋肉量が多い=基礎代謝が高いほうが、じっとしていてもカロリーを多く消費するのです。

タンパク質摂取を減らし、筋肉量を落としたらどうなるでしょうか。

基礎代謝が落ちてダイエット前より食べる量は少ないのに太るリバウンドする➡また間違ったダイエットをする➡もっと太りやすい体質になる➡リバウンドする・・・以下繰り返しという恐ろしいことになります。

 

リバウンドを防ぎつつ効果的にダイエットするために

 

そこでプロテインの登場です。

タンパク質そのものですので、食事制限(カロリー制限)期間中のタンパク質摂取量低下による筋肉の減少を抑えることができます。

プロテインは太る、という誤解が多く見受けられますが、そんなことはありません

一回分のカロリーはせいぜい100キロカロリー。(メーカーにより違う)食事制限をしているなら問題にならないカロリーです。

リバウンドを防ぐ意味でもプロテインを有効活用することをおすすめします。

プロテインは食事制限をしながらのダイエットには欠かせないアイテムですね。

次回はもう少しプロテインの活用について掘り下げた、「ダイエットを成功させたいあなたへ②」をお送りします。

 

まとめ

 

プロテインとは純粋なタンパク質のことである

カロリー制限時のタンパク質不足はリバウンドの原因になる

プロテイン製品のカロリーは少ない(ことが多い)ため、ダイエットには有利

 

適切にダイエットを行い、理想の自分と理想の人生を送りましょう!