ケガ

膝痛に即効!ツボ療法

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膝痛に即効!ツボ療法

膝が痛い。。。と、階段の上り下りの度にため息をついているあなた、

 

このブログでは、現役の治療家が実際の臨床でも使っているツボ療法を

ご紹介いたします。今回のツボ療法が特に有効な膝痛は、どんな膝痛かと

言いますと、冒頭でお話しした”階段の上り下り”の時に、膝のお皿の周りが

痛い場合の膝痛です。

 

※実際の臨床では、痛みの原因を見つけ出す問診・検査を

行ってから、使うツボを選びます。今回ご紹介するツボが

必ずしも痛みの原因に対してアプローチできるということでは

ありません。

 

出し惜しみせず、今回は二つのツボをご紹介します。

 

膝痛に即効のツボ その1

血海(けっかい)

このツボは、膝のお皿の内側の角から指3本分上がったところに

とります。

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このツボは、太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋の中の

内側広筋という膝を関節面の近くで支えている筋肉の上に

位置しています。

 

そのため、このツボを刺激することで膝の周りの気血のめぐりが

活発になり、膝痛改善を狙うことができます。

 

またこのツボの漢字を見ていただくとお分りいただけますが

けっかいは”血の海”と表されます。私たちの体の中には血液が

流れていて、東洋医学では血液のことを「血(けつ)」と呼びます。

 

血は、常に体の中をぐるぐる循環していて、酸素や栄養、白血球や

血小板などを必要なところに運んでくれています。この血が体をスムーズに

動いている状態であることが東洋医学では健康な状態とするのですが

何か体に不具合がある状態の時は、この気血の流れが滞っていると

考えます。

 

このツボは、この滞りに対してアプローチできますので膝痛に限らず

臨床では良くよく使われるツボの一つです。

 

膝痛に即効のツボ その2

梁丘(りょうきゅう)

このツボは、ひざのお皿の外側の角から指3本分上がったところに

とります。

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このツボは、太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋の中の

外則広筋という膝を関節面の近くで支えている筋肉の上に

位置しています。

 

先にご紹介した血海がひざの内側に対して、梁丘は外則に位置します。

このツボは膝痛の中でも、ランナーの方のオーバーユース(練習しすぎ)

でひざの外側が痛くなる腸脛靭帯炎でお悩みの方を診させていただく

時なんかは、よくよくつくツボです。

 

経絡のつながりから、下痢のお悩みの治療に使ったりもします。

 

梁丘の場所をおおよそ触っていただくと、少しスジ張っているような感触が

あると思います。

 

まとめ

今回は、臨床の現場で膝痛のお悩みに対して

よく使うツボを2つご紹介いたしました。

 

ツボのお話をした時に

 

「先生、ツボってちゃんと取るのが難しいです。。。間違ったところを

刺激しても意味ないですよね??」

 

「ツボに対して、何で刺激すればいいですか?ただ押すだけでも

いいんでしょうか?」

 

このような質問をいただくことがあります。

 

まずツボの位置についてですけれども、ランドマークとなる部分(例えば

血海なら膝のお皿の内側に角、とか)があって、そこから指何本分上に・下に

とかいった感じで、おおよそツボを取ることができます。

 

あとは、ツボを取る時のポイントは、「感覚」です。

 

おおよそでツボの位置を探って、そこからは触っている手の感覚で

「ここだ!」という直感みたいなものを信じてください。

 

「いやいや、そんな適当でいいんですか先生。。。」

 

ツボの位置は、その時の体調で微妙に変わったりしますしので

私たちプロでも、最終的には手の感覚を一番大切にしたりします。

 

なのであなたもツボを取る時は、ぜひ手の感覚を頼ってみてください。

 

続いてツボの刺激方法ですが、圧迫だけだと手が疲れてしまうので

圧+振動(揺らす)、圧+揉む、なんかがオススメです。

 

どんな方法でも、自分で刺激を入れる場合のポイントは

できるだけ疲れないようにすることです。

 

もしあなたが膝痛でお悩みで、ツボ療法を試してみたいと

お考えでしたら、ぜひ今回ご紹介しました方法を

試してみてください。

 

ツボ刺激のプロに実際に診てもらいたいというあなたはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スポーツの怪我はこうして防げ!

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スポーツをしていると、時に怪我に悩まされます。試合前であったり、スポーツをお休みしなくてはならなくなったりで、悔しい気持ちになることもしばしばです。

せっかく全力を傾けて頑張っていたのに、怪我をして力を発揮できないのではもったいないですね。

今回はスポーツ選手や愛好家、部活動に励む先生・生徒さん達の怪我の原因を三つにまとめてお伝えします。何よりも知識あっての対策です

 

身体的な構造における原因

 

ほとんどのスポーツ選手は、その情熱や根性とは裏腹に、完璧にそのスポーツに向いた身体を持っているわけではありません。

そのために身体的、肉体的な限度や限界、制限があります。

それがそのスポーツにおけるテクニックを完全にするには障害となりえます。

問題や怪我を引き起こす可能性のある構造的原因として最も多いのは身体の固さです。

スポーツを学ぶ人も教える人も、個人的に頑張る、あるいは人から教わりながら身体の構造的な限界を正確に掴み、その限度において最大限動くことを学ぶのが大切です。

スポーツを習い始めの頃には、壁を超えるための最大限の努力をすることも必要ですが、肉体的な限度を超える必要はありません。むしろ、超えるべきではありません。

 

テクニックにおける知識不足

 

スポーツ選手におけるキャリアで、若いうちに怪我をすることはよくあります。

練習を積み重ねていくうちに多くの怪我を経験することと思われます。

その怪我のほとんどは幸いにも軽い小さなものです。

早めの正しい処置によって機能は改善するはずです。ところが怪我が大きすぎたり正しい処置が行われないと生涯にわたり機能が低下するかもしれません。

これは怪我の本当の原因が見つけられなかった結果です。

足を捻挫したのがダメなのではなく、ある動作がなぜ捻挫につながったのかを考えるべきです。

怪我の再発防止や慢性化を防ぐためにもテクニックの正しいアドバイスが受けられないといけません。

もちろんそのための前提として、指導者が間違った教えかたをしないことも大切です。

 

正しいテクニックを用いるのが出来ないこと

 

これはいわゆるプロスポーツ選手にも起こり得ます。

様々な理由で、せっかく習得しているテクニックを忘れてしまうことがあるのです。その原因のひとつに疲れがあります。

単純なことのように思えますが重要です。すなわち体力不足過度の練習、どちらの可能性もあるということです。

そういった意味でも優秀な指導者が必要です。この場合の指導者とは、純粋に他人としての指導者としての意味と、自分自身でセルフコントロールを行うという意味もあります。
もうひとつの原因として、環境的な原因があります。
ちょうどよい施設やグラウンドなどが無いことがあります。

例えば25mのプールしかないような状況・環境で練習を積み重ねたとして、本番の会場は50mのプールだったらどうでしょうか。

おそらく実力は完全には発揮されないでしょう。

そればかりでなく、通常の練習とは感覚が大きく異なるためのミスや、そこから発生する怪我もありえます。
十分な広さや、地面や床のコンディション、身体の準備や精神の準備ができる環境を持つことはとても大切です。

 

まとめ

スポーツ選手の怪我における原因は大きく三つに分けられる。

  • 身体の構造的に無理がある場合
  • テクニックの知識不足
  • 正しいテクニックを用いることが出来ないこと

いかがでしょうか。

仕方のない、防ぎようのないアクシデントは別としても、これだけの大きな理由によってスポーツ選手や愛好家は怪我をします。人はスポーツによって、さらに人生を充実させることができます。怪我のないように行いたいものです。

靴選びに迷っているあなたへ

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靴は〇〇で選ぶべし!

 

スポーツショップが大好きです。

行くと気持ちが昂ってワクワクします。

新しいザックやバッグ、プロテインやサプリメントなどを必ずチェックしてしまいます。

職業柄というか、習性というか、あるいは趣味とも言えます。とにかく大好きなのです。

そんなスポーツショップのシューズコーナー。もちろんここも大好きなコーナーの一つです。

しかし他のコーナーを見ている時とは明らかに違うことがあります。

あることだけ見て回ります。

それは、踵(かかと)

踵の造りだけを見て回ります。

ウォーキング用、ランニング用、サッカー用、テニス用、バスケ用・・・。さらにはポジションによっても細分化されており、メーカーさんの起業努力が見て取れます。

しかし自分はそういう細分化と機能面はあまり見ません。ほとんど踵のチェックのみです。

それは何故でしょうか。

感覚的に言って、良い靴かどうかの8割は踵の造形で決まるからです。

「軽い」とか「グリップが良い」とかの機能面の前に、履く人のパフォーマンスを最大限に引き出し、なおかつ怪我の予防になるような靴がベストです。

言い換えれば、履くと能力が下がるような、「足を引っ張る」靴は論外なのです 。

ベストに出会えるかどうかは、大部分が踵の造形で決まると言っても良いくらいです。

今回は靴選びに迷っているあなたへ、一つの基準をお伝えしたいと思います。

 

 

価格が高いほど、期待できる?

 

 

価格帯は本当に様々です。

普通のスポーツショップにおいても、だいたい4000円~20000円くらいまでの物が置いてあることがほとんどです。

安いものはデザイン的にもやや地味な物が多く、高い物ほどデザインが凝っていて色使いにも「お金がかかっているなあ~」といった印象を受けることが多いです。

高い物ほど、付いているタグやシールが多くて、そのどれもが高機能を謳うものばかり。例えばショック吸収能力だったり、すり減りに強かったりグリップ力が高かったり。

ただし。どんなに高機能でも、その人に合っていなければ意味がありません。

そういう意味では、価格的に高いことと期待値が比例はしないのが現実です。しかし何も考えずに靴を買った場合には、高価格帯の中から選んだほうが当たりを引き当てる確率は高い気がします。そこはやはり価格なりといったところでしょうか。

 

ほとんど皆が経験している

 

さて、ここで人が歩くことについて考えてみましょう。

歩いた時に、最初の一歩を踏み出した事を想像してみて下さい。

どこの部位が最初に地面に着いたでしょうか。

そう。です。

スポーツなどにおける特殊なステップ動作を除き、ほとんどの動作で踵が最初の接地を果たす重要な意味を持ちます。

歩いていて地面がへこんでる事に気づかず足首がぐにゃりと捻挫してしまった経験を持つ人は多いと思います。

踵のホールドが強ければぐにゃりと行かなかったかもしれません。

 

では柔らかいほうが良い?固いほうが良い?

 

踵で選ぶといったものの、重要なのは踵の「地面と接する部分」ではありません

踵のホールド感で選びます。

そのホールド感を左右するのが、固さなのです。

踵の部分を左右から圧迫して潰れなければとりあえずOKです。

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(踵が固くてしっかりしている某メーカーのシューズ。写真ではかなり強く握っているが、まったく歪まない。しかし同社のシューズでも全て良い訳ではなく、物によっては踵が柔らかくてNGな物はある。 )

この能力を最大まで高めたのが登山靴です。しかし登山靴では重すぎるし足首の上までホールドされているので日常生活は送りにくく、ましてスポーツにはあまり向きませんね。

スニーカータイプで軽くて履きやすく、そして少しでも踵の固い靴を選ぶのが良いと思います。

 

まとめ

 

靴は価格が全て、ではないこと

〇〇用などに惑わされず、まずは踵で選ぶこと

踵のホールド感、そのための固さが大切なこと

 

いかがでしょうか?次に靴を買う時の一つの参考にして頂けたら幸いです。

セルフケアの3つの原則

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そのやり方で、あってますか?

 

痛みや何らかの症状に対してセルフケアを施せるのはとても大切なことです。そうでないと何かあればすぐに医療機関へ受診せねばならず、時間的にも経済的にも負担は大きくなってしまいますね。

もちろん「かかりつけ」としての場所を確保しておくのは大切なことであるし、万が一のことを考えると医療機関への馴染みがあるのは決して間違いではないと思います。

さて今回は、個人の手に負えない痛みや症状ではなく、あるいは原因がはっきりしているもの(さらに言えば、それで受診等の処置をしているもの)に関しての、より良い生活を送るためのセルフケアについてお話をしたいと思います。

なお、例えば包丁で指を切ってしまった場合などの応急処置なども含まれるべきだとは思いますが、そういう緊急性の高いものについてはまた機会をみてお話したいと思います。

 

そもそもセルフケアって?

 

セルフケアという言葉には、自分自身で症状に対応する事だけではなく、症状を悪化させない、あるいは少しでも良くするためのコントロール能力も含まれます。

実はそれらについては明確な区分はなく、また実施できる内容も「症状」「経過」「個人の体力」「個人の性格」などによって大きく変わるために、線引きができないのが現実です。

そこで乱暴に線引きをしてしまうと、それに当てはまらない人が多数出現してきてしまいます。

ですので、できるだけセルフケアのための引き出しを持っておくのが吉かと思われます。今回はそういう意味からもやや概念的なお話になります。

 

セルフケアの3つの原則はこれだ!

 

ずばり、運動・意識・その他の3つです。

 

まずは運動から。

 

痛みや症状の悪化を防ぐ・改善に向かうという意味ではとても有効な手段です。

ところが「動かしたら痛くなった。悪化した」経験を持つ人が意外と多く、なかなか難しいのも現実です。

そのために重要なのは「無理しない」「悪化させない」ことです。身体に良いことでもやり過ぎれば悪化します。

ここでは二種類の人がいます。「何事も安静が一番だよ」という人と「がんばって、どんどん運動して治すんだ!」という人です。

どちらも良くないです

しかし「安静が一番」が一番長引く印象が個人的にはあります。やはり筋力不足や運動不足が原因になっていることも多いのです。

逆に「がんばり過ぎる」人は、内容の見直しやコントロールができればOKです。

ただしやり過ぎてると本人はあまり考えないので、どこかで誰かが言ってあげる必要があります。

 

続いて意識です。

 

これも二種類に分かれます。五感系感情系です。

「五感」は視角、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の5つのことです。

この系に分類される人は痛みの感覚が鋭すぎるような人です。

痛み止めを飲み過ぎる(ロキソニンなどは本来とんぷくでもOKです。それなのに一日三回毎食後に飲む)人や湿布が大好きな方などです。(貼ってると調子いいんだよなあ~など)

「感情」はいわゆる喜怒哀楽のことです。

不安や心配が強い方はこちらです。「痛みがいつまで続くのだろう?」「どうしよう?」などです。

対処としては、自分自身がどちらの「系」により近いかを考えます。

その上で、自分自身とは反対側の「系」を活性化させることです。

痛み(五感系)にフォーカスしてしまっているのなら喜怒哀楽(感情系)に集中させてみる。例えばヨガ、お笑いを見に行く、楽しく会話をしてみる、などです。

逆に感情系にフォーカスしている場合は五感系に集中させます。

絵画を見る、良い景色を見る、良い音楽を聴く、アロマテラピーや美味しい食事などです。

 

最後にその他です。

 

これは自分自身について知ることです。セルフケアの究極ともいえます。身体からのサインに気づくことです。

発熱だとか血糖値だとかではなく、笑顔が減ったとか食べ物が美味しくなくなったとか身体が固い・こわばる、イライラが増えたなどです。

そういった変化にいち早く気づくことで、症状の悪化は明らかに減ります。

それらを踏まえた上で、手に負えない、あるいは早期に手を打ちたいと思ったら治療を受けるべきです。

きっとプロの視点から、さらに快適に生活を送るためのアドバイスがもらえるはずです。

 

 

まとめ

 

セルフケアには3つの原則があり、それぞれ運動・意識・その他があること

その3つにおいて自分に存在する偏りや過不足を知ること

難しかったら専門家に聞くこと

 

セルフケアを有効に活用して快適な生活を送りましょう!

もう再発しない。完治に向かうための3つのステップ

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  • 腰痛を予防するために腹筋が大切だ。
  • 歩き方が悪いからすぐに疲れる。
  • 筋トレをしてスポーツパフォーマンスを上げるぞ。

 

一つでも当てはまる方。このように考えていると、もしかしたら逆効果かもしれません。実はどんなものでも完治に至るためには必要な3ステップがあります。今日はその辺りのお話をします。

 

筋トレ神話が崩れる時

 

私は毎日現場で「〇〇さんは筋トレしないといけないですよ~」とか、「腹筋が弱いですね~がんばってトレーニングしましょう。」などというセリフを、はっきり言って数えきれないくらいに口から発します。

もうそれはそれは口癖のように。

あるいはそれが挨拶かのように。

いきなり矛盾しているようですが、筋トレそのものは、やり方やタイミングさえ大間違いしなければ基本的にやってもらってOKです

その方のやっている筋トレ自体が、例えば腰痛の予防にはなっていないこともありますが、運動習慣を身に付けるという意味では非常に有益であると考えています。

では何がいけないのか。

実は筋トレ神話とでも言うべきか、筋力低下に対処さえすれば何でもかんでもOKみたいに信じられている風潮があります。

それが問題なのです。

 

ピラミッドの秘密(エジプトのじゃないよ!)

 

基本的な治療のステップがあります。

とてもベーシックな考え方ですが、自分には今何が必要かを考え、立ち位置を再確認するのにとても有効です。

ピラミッドで考えます

そのピラミッドは三階建てです。

当然、一番下の部分が、そのすぐ上を支え、さらにその上に積み重なっていくことで出来上がっています。

ですから当然のことながら、下の階層に不安要素があれば、いくら上の階層が盤石でもトータルで考えた場合に「弱さがある」ということになります。

 

一番下の階層

 

 

可動域のことです。

ある意味では今日の本題で、答えでもあります。

筋力を積み重ねても、動きの精度が向上しても、可動域に問題があればダメなのです。

例えば、強くしなやかで正確な動きを高い精度で再現できる肩を持つピッチャーがいたとして、膝が曲がらなかったらどうでしょうか。

まず投げられないか、投げられてもその素晴らしい肩を活かせず、もしくは連続投球に耐えられずどこかに故障が出るでしょう。

同様に、いくら腹筋を鍛えても、腰椎の動きが固かったり股関節の固さがあると、それは腰痛の本質的な予防にはなりません

もちろん腹筋は無いよりもある方が良いのは論を待ちませんが、この部分を勘違いして筋トレのみに励んでも中々望むような効果は出ないと思われます。

身体の問題を抱えている方の関節の可動域は正常か。

そこのチェックを怠らないようにするだけでもかなりアドバンテージが持てます。

 

次の階層 筋力

 

可動域に大きな問題が無い、もしくは今回の症状には強い影響が無さそうだと判断した場合。

この場合に筋力を考えます。

おおむね世間一般のイメージで大丈夫だと思います。

可動域に問題が無かった。しかし体幹筋力が弱く、腰に負担がかかってしまっていて腰痛になりやすい、などです。

この場合も、身体にはいろいろなつながりがあることを考慮して判断する必要があります。脚の筋力低下が腰痛を引き起こすこともあるのです

 

最上階 使い方

 

ここまで積み重ねてから身体の使い方を考えます

可動域に問題がなく、おおむね筋力も充分にある。

しかし足の出し方が右足と左足で違い、それが身体のねじれを生じて腰痛になっている、など。

あるいは、しゃがみこむ時の各関節の曲げるタイミングが悪く、痛みの原因や疲れやすさにつながっている、など。

この辺りまで来ると、なかなか判断が難しくなっていく頃です。コーチが必要なレベルです。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。身体を良くするために必要な事柄と順序としてのピラミッドをお伝えしました。

まずは可動域で考えること。

次に筋力の不足を考えること。

そして身体の使い方を考えること。

 

私の場合、治療においてほとんどの場合がこの3項目を並行して考えていきます。そして3つの割合・配分を考慮して最適な治療となるように提案していきます。

皆さんも、ご自身の身体のことで困った事があればこのピラミッドを見直してみると、新しい発見があるかもしれませんね。

大切な大会前に怪我が悪化する人の3つの特徴

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いよいよ来週は大会だ。

明後日の一回戦はぜひとも突破したい。

週末にはマラソン大会が控えている。

 

このような状況は、皆さん少なからず経験があるかと思います。

大切な大会。

入念に準備をしてきた。

自分との戦いだ。

さあやるぞと意気揚々・意気軒昂です。

そして前日にはカツ丼を食べて、21時には就寝して・・・。寝られるかな?などなど、個人個人において過ごし方は多種多様だと思います。

ところが、どういうわけか試合や大会前に怪我をしたり不調になる方がいます。

せっかく楽しみにしていたのに、全力を出せないのではもったいないですね。

今回はそんな方々にフォーカスして、大切な大会や試合前に不調になりにくくなるコツをお伝えします。

 


 

そもそもこんな人

このような傾向にあると思っています。

 

  • 真面目である。

 

とても大切なことです。

そもそもマジメでなくては大成しないとさえ思います。

スポーツ選手で、練習なんてしませんよ~みたいな天才肌・おちゃらけキャラの人でも、人前には見せない練習量、汗の量があります。またその汗の量がその人の強さを支えてるといってもいいです。

ですから真面目なのは悪くないです。問題なのは悪い意味で真面目すぎることです。

休養やリラックスにどこかで否定的というか「リラックスしなきゃ」と言って、かえって緊張しているような方々です。

口癖としては「いつも通り練習しないと気持ちが悪くてさ」「〇〇しなくてはならない(リラックスしなくてはならない等)」などがあります。

要するに試合前の緊張で練習量を増やしてしまっていることに原因があります。

いつも通り過ごそうとする、そのルーティンワークは大切ですが、その一連の流れの中に休養や本当の意味でのリラックスも含まれると良いですね。

 

  • そもそも身体が完成していない。

どのようなスポーツでもそうですが、身体が大切です。

動作には、そのスポーツ固有の動きとスポーツ一般の動きがあります。

例えばテニスにおける「ラケットを振り回してボールを正確にミートして、相手側コートに入れる」のが前者で、「前後左右に走ること・止まること・ジャンプすること・着地すること」などは後者になります。

そこで前者の、スポーツ固有の動き(言い換えれば技術的なトレーニングといってもいいかもしれません)ばかりを追求してしまう方々は黄色信号です。

その状態で大会前の追い込みなどのオーバートレーニングをするとどうなるか。

技術に振り回されて、走る・止まる・ジャンプする等がおろそかになります。そして怪我につながります。

たいてい怪我をする時はそのスポーツ固有の動きよりも一般的な動きの中に原因があることが多いです。(急な方向転換で足をひねる・そもそも身体が固くて無理な動きをしている等)

 

では体調が悪化してしまう人は?

 

上記の内容とも重複しますが、やはり真面目すぎる場合が多いと思います。

精神的に追い込まれていると反動で風邪などを引きやすいです。

よく言われる「気を張っていたが、受験が終わった途端にゆるんだのかなあ」というものです。

大会や試合が終わった後で体調を崩すのはまだしも、大会前に崩すのは何故か。それは、その方の精神的緊張のピークが過ぎてしまったことにあります。

研究の結果が出ています。

オーストリアの研究者ハンス・セリエがストレスと身体の反応について明らかにしました。

「自己防御機能としての反応が完成すると、ストレスとストレス耐性が拮抗している安定した時期になる。しかし、この状態を維持するためにはエネルギーが必要であり、エネルギーを消費しすぎて枯渇すると、今度はストレスに抵抗できなくなり衰弱してくる」ということです。

つまり緊張状態において身体は抵抗力を増強し耐えることができるが、一定期間を過ぎると逆に弱くなるということです

緊張がピークを過ぎる前に大会や試合を迎えたいです。

そのためには緊張のスタート地点をコントロールすることが必要です。

その大会・試合の一年前に緊張が高まり、それが持続するような方はおそらくいません。大会前1週間を切ったら緊張が増大してもOKですが、一ヶ月前から緊張しっぱなしなのは早い気がします。自分にあったコントロールを見つけると良いと思います。ヨガやストレッチ、海を見に行くなどなど。

 

まとめ

 

真面目過ぎるのも良くない。リラックスや心のコントロールも大切なこと

技術を追い込みたくなるが、大会前には怪我の原因になること

緊張状態をコントロールすると体調管理がしやすいこと

 

セルフコントロールが難しい場合は専門家を訪ねるのも良いかもしれません。身体と心のケアができるととても良いです。

せっかく練習するのですから、全力を出し切り後悔のない大会・試合にして頂きたいものです。

こんな接骨院(整骨院)には行ってはいけない

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私は整形外科で勤務しています。

ドクターと一緒に診察室にいて、整復(骨折や脱臼でずれてしまった骨・関節を元に戻すこと)のお手伝いをしたり、ギプスを巻いたり、リハビリテーションを行い生活に復帰するまでを見させて頂いています。

他の病院等から患者さんが紹介されてくることも多いのですが、そのなかでも接骨院(整骨院)からの紹介患者さんとお話をするとすごくびっくりすることが多いです。

何にびっくりするか?

接骨院(整骨院)のレベルの低さにです。


ちょっとお怒りモードです

 

一つ症例を報告します 。

10才の男の子。サッカーをしていて相手選手と接触し転倒。

左手をついてしまい小指の付け根が腫れて痛い。

すぐにクラブのコーチが接骨院に連れて行った。

接骨院では骨折と「診断」され、「折れた所は手で元に戻して治療したから大丈夫」と言われ帰った。

痛みが引かないので二日後に病院に行きレントゲンを撮った。

病院で「骨折はありません。異常なしです」と言われた。

そのレントゲン写真を持って最初の接骨院に行くと・・・

二日前は折れていたんですよ。その場ですぐに直したから今日レントゲンを撮っても異常が無いのは当然です。」

「ところで電気治療はしていったほうが良いので、これから通って下さい。」と言われたそうです。

 

んなワケ、あるかーい!!

これには私もずっこけました。


車の運転は、できるのか?

 

レントゲンも撮らずに骨折と「診断」したこと(診断権は医師のみが持っています)。

また、整復をしたとのことですが、その後に固定もしないのはなぜでしょうか(通常は整復と固定はセットで行わないと意味がない)。

二日後のレントゲンで「異常なし」なのを「直したから」と言ってしまったのは何故でしょうか(普通、折れた骨がくっつくまでに2~3週間かかる。曲がったのを直したとか関係ない)。

国家資格を持っているなら当然の知識が欠落しているとしか思えません。

というかもはや医療従事者として完全にアウトです。

車の運転でいえば、免許は持っているけど赤信号が止まれなのが分からないレベルです。

これと似たようなパターンに

「ぶつけた所を診てもらったが、揉まれて悪化した」

「実はひびが入っていたのに、気づかず揉まれてボッキリ骨折した」

「靭帯の部分断裂だったが、ストレッチされて完全断裂になった」

などのヴァリエーションがあります。

全て同罪です。免許を返納したほうがいいです。


 

そんな接骨院(整骨院)が、「私の院はスポーツ外傷・障害に強いから皆さん来てくださいね~」などと言って世の中で開業し続けている現実。

びっくりしました。背筋が凍りました

さらに言えば、これは珍しいことではないということです

そういう接骨院(整骨院)はとても多いです

スポーツ傷害でも単純な腰痛でも揉むことしかしない、できない。また来てくださいねとしか言わない。

こういった所に不幸にも行ってしまった患者さん達は、適切な治療を受けられなかったという意味では被害者だと言ってもいいと思います。

そういった被害者を増やさないためにも、知識による武装は必要だと思います。

医学的知識がなくとも、とある事柄を確認するだけでOKです。

とくに怪我で接骨院(整骨院)にかかる前には確認しておくと良いと思います。

 


悪魔の質問

 

接骨院(整骨院)にこれから通おうとしていて、あるいはいま通っていて疑問を感じているあなた。このような質問を先生にぶつけてみましょう。

今まで、骨折(脱臼)の患者さんの「治癒するまで」を、何人くらいお手伝いしたことがありますか?と。

骨折や脱臼などの外傷は経過観察が大切です。治療していく過程をその患者さんの不安とともにいかに一緒に過ごしたか、お手伝いできたか。その時間が大切なのです。

正直、骨折を「見る」だけなら誰でもチャンスがあればできます。事故現場などに居合わせればいいのですから。

治っていく過程をお手伝いさせて頂いた経験は治療家としての糧になります。そういう経験がほとんど無い状態で骨折や脱臼に関して「治せる」「診られます」などと言うこと事態が患者さんに対して無責任で許されない行為だと思います。


線引きができるか?

しかし、全ての接骨院(整骨院)の先生達が整形外科等の勤務経験があるかというと、なかなか難しいです。

しかし経験はなくとも素晴らしい先生はたくさんいます。

それは、きちんと勉強している先生です。

そしてそれらの知識を基に、できること、できないことの線引きをちゃんとしていることです。

それがあれば安心して身体を預けられると思います。

何よりも、治療に対する情熱人間愛があることが大切なのです。

いい加減な事しか言わない、やらない先生はそれらが欠落しています。

手に負えないもの・危険なものはちゃんと患者さんに説明する。あなたがこれから通おうとする接骨院(整骨院)の先生はそれらが備わっているでしょうか?


まとめ

 

怪我をして通う場合において、危険な接骨院(整骨院)が多く存在すること

それらを見分けるために「きちんと骨折・脱臼の治療経験があるか?」調べておきたいこと

揉んだり電気治療しかしないのは危険であること

 

患者さんのためを思えば、でたらめな事はできないはずなんです。

皆さんが良い先生に出会えることをお祈りしております。

子供の腰痛

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とある公園。ベンチから立ち上がろうとしたお年寄りが、「あ、いたたたた・・・。」(腰をさすりながら)

そこへ子供が駆け寄ります。
「腰が痛いの?大丈夫?」

「おお、ありがとうね~。坊やは何歳かな?」

「6歳だよ!」

「そうかそうか、良い大人になるんだよ」

ひと昔前には、こんなやりとりがありました。心暖まるエピソードですね。

ところがいまでは、その子供達が腰痛になってしまう時代になってしまいました。

勤務しているクリニックにも、腰痛に悩む子供達が多く来院します。「あ、いたたたた・・・。」は子供達からも聞こえてくるのです。


子供に忍び寄る腰痛の影

 

 

腰痛は老化によって起こると思われていましたが、学童期の子供にも腰痛が増えています。

理由は二つあります。どちらも明らかですが、両極端な理由です。

それは生活習慣を見てみれば分かります。

一つ目の原因は運動不足です。

学校や塾など、長時間に渡り座っていることが多くなりました。塾に通うことは今では特別なことではありません。

また、プライベートでもピアノ等々の習い事、テレビゲーム、スマホやパソコン・・・。同じ姿勢でいることの多さはいくらでも挙げられます

さらにその姿勢が悪い姿勢なら、間違いなく身体を悪くします。

外で遊ぶ機会も少なくなり、身体を動かすことは確実に減っています。

 


一方で、野球やサッカー、テニス等で元気に身体を動かしている子供にも腰痛はみられます。これがもう一つの理由です。

過剰かつ偏った運動によるものです。

学童期は骨も筋肉も発達途中です。激しい練習で同じ動作ばかりを繰り返していると、腰椎分離症や腰椎椎間板ヘルニアなどを引き起こしやすくなります。(例えば野球における投球、バッティング。サッカーにおけるシュート動作など。)

成長期における発達は、骨に比べて筋肉の方が早いです。そのため、成長途中の柔らかい骨が筋肉に引っ張られ、各種症状を発現しやすいと考えられています。そこへ来てそれ以外のスポーツ経験が少ないような状態であれば、身体の使い方も偏っていることが多く、なおさら負荷が一ヶ所に集中しやすいです。


子供の腰痛、その対策

 

運動不足の場合には、腹筋や背筋を鍛えることが大切です。まずは外に出て遊ぶ等、日常的に軽い運動をすることを習慣にすると良いと思います。

過剰な運動による場合は早期に整形外科を受診します。腰椎分離症、腰椎椎間板ヘルニア等、スポーツを中止し適切な治療を受けるのか判断しなければなりません。中止するような原因が見つからなかったら、偏った身体の使い方を是正していきます。

 

どちらにも言えることですが、極端です。

運動しない子は全く運動をせず、運動している子は専門スポーツばかりをたくさんやっている。

 


まとめ

最近、子供にも腰痛が増えていること

運動不足や過剰で偏ったスポーツ動作が引き金になっていること

運動不足ならまずは外で遊ぶ。運動し過ぎなら、専門機関に相談した後に身体の使い方を見直すこと

 

 

色々な身体の使い方を遊びながら楽しく学んで、身体的にも人間的にも成長してもらいたいものです。

 

 

スポーツ関係者必見。知っておくべき応急処置

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筆者はスポーツが大好きです。

アウトドアも大好きです。

防災、備える、というキーワードも大好きです。

ここで一つの共通項が出てきますね。そう、サバイバルです。

え!?違うって?

本当にそうでしょうか。

肉体と頭脳、そして知識を用いて状況をコントロールすること。スポーツもアウトドアも、これって共通していませんか?

文明が発達した現代では、食料を確保するのに命懸けになることはありません。

しかし本能的に身体を動かす事への欲求は残っており、これもまた我々をスポーツへと訴求させる一つの要因だと思っています。

そんなサバイバル的状況に一番身近であるスポーツ。(潜在的には地震などへの防災が一番身近かもしれませんが・・・)

今回はそんな状況において怪我をした際の、身近なものでできる応急処置をお伝えします。

とくに骨折などが疑われ、固定が必要なものにフォーカスしています。スポーツ関係者は知っておいて損はありません

 


 

それ、本当に応急処置?

 

とある防災関係の本とスポーツ関係の本を買ってきて、応急処置の骨折等のページを開いてみます。

ふむふむ。現場や身近にあるもので行う、と。やはり両者ともに似たような事が書いてあります。

傘を使いましょうと図入りで書いてあります。やってみましょう。

 

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・・・なんか、大きいですね。これでは色んな所にぶつかって被害が増す危険性があるような気がします。

外傷の応急処置において大切なのは安静を保てるかどうかです。患部に激しく動きが出るようでは意味がありません。適切な回復のためにも応急処置は大切です。

 


その名も、どら○もん固定

 

傘も良いですが、もう少し現実的に使える固定方法は無いでしょうか。スポーツ現場でも比較的入手しやすく、より実用的な固定方法を考えてみました。

 

用意するのは

  1. 薄い雑誌
  2. タオル
  3. 缶コーヒー
  4. 靴下
  5. ズボンのベルト

です。体育館やグラウンド近くにも自動販売機はありますし、雑誌も何とかなりそうです。その他のものは皆が持っていますね。

手指の固定法は前述の本に書いてありませんでしたので、ここで紹介します。

やり方は簡単。缶コーヒーを握らせて靴下をかぶせるだけ。軽く握ったポジションが大切です。

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握ったら・・・

 

 

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靴下をはかせます。これで力を抜いても手指は安定しています。個人的にどら○もん固定と呼んでいます。

 


 

続いて手首から前腕。

雑誌の上にタオルを置き、そのまま前腕に巻き付けます。

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これらを・・・

 

 

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こうして・・・

 

 

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ベルトでぐるぐる巻いて固定するか、紐やテープで同じように固定します。

 

きつく巻き付けます。きつくて痛くならないためにタオルでクッション性を持たせてありますので、かなり強めでも大丈夫です。

 


最後に肩。

痛めた側と反対側の鎖骨に手を触れます。右腕が怪我をした場合は左の鎖骨を触るようにします。

そのままベルトを用い、痛めた側の肘と胴体をぐるりと一周巻いてギュッと締めます。

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するとあら不思議。腕はしっかりと固められて安静を保つことができます。

だまされたと思ってぜひ、やってみて下さい。固定性の高さにびっくりします三角巾も要りません

ぶらぶらしないのでかなり痛みの軽減に繋がります。このまま治療を受けられる所を目指します。

いずれも応急処置です。適切な治療を受けられるまでの一時しのぎとして有効に活用して下さい。

スポーツ現場に出ている人は、いざという時に慌てないために一度はやってみることをオススメします。

 

 

スポーツは専門教育が大切と考えているあなたへ

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皆さん、ポケモソGOはスマホにインストールされていますか?色んな意味で一世を風靡しましたね。

ポケモソGOのために外遊びをする子供も少し増えたという話を聞きましたが、それにしても本当に減りましたね、外遊びをする子供達の姿が。

今日はその外遊びの重要性と学生スポーツの怪我の関係性についてお話します。

 

テニス部だからテニスが上手ければ良いのか?

 

スポーツで怪我をした、あるいは痛めたなどで治療院を訪れる学生さんは多いです。

そのような方々のリハビリを行う中でふと気づくことがあります。

身体が固い。もしくは身体の使い方がうまくない。そんな例を多く見ました。


例えば膝の痛みを訴えるテニス部の高校生。

テニスは小さい頃から習っていてとても上手です。

ところがラケットを振るのは上手でも、ラケット以外の物を振り回してみると・・・あらら、なんだかぎこちない。

コート内を走り回るのは得意ですが、公園で皆で鬼ごっこをするとすぐ捕まってしまう・・・。

例を挙げればキリがありません。

やらせてみるとジャンプの着地や、ダッシュからの急激な方向転換も上手くない。

今回の例ではまさにこれが膝の痛みの原因でした。

テニス部だからテニスが上手ければ良いのか。そこに大きな落とし穴がありました。

 


ポケモソGO、いやスキャモンGOだ!

スキャモンの成長曲線というのがあります。

簡単に言うと、人間の成長には特徴があり、その中でも神経は12歳頃に発達のピークを迎えるということです。

そして、それらを根拠にゴールデンエイジ理論ができました。

この時期を狙って高度なトレーニング(サッカーの戦術的動きを集中して行う、など。)をすると劇的な成果・成長が得られやすい、という理論です。知っている方もいらっしゃると思います。

しかし実はそのゴールデンエイジを迎える前の、いわばプレ・ゴールデンエイジがとても重要なのです。 (3歳頃~小学校低学年)

その時期に、いかにして「身体を使った」か。

たくさん身体を動かしていろんな遊びをしたか。それこそが重要なのです。

例えば友達と相撲のような遊びを通して力のぶつかりあいを経験する。

探検ごっこでチームワークや疲れにくい歩き方や、怪我しない転び方を学ぶ。木登りをする、木から落ちるなど。

それらを通して怪我をしない身体作りが自然にできていた訳です。

自分の専門スポーツは上手いが、それ以外の運動は苦手。そして中学や高校に入り故障が増えた・・・。

小さい頃は外であまり遊ばなかったか、今やっているスポーツをずっとやっていた人が多いです。


生きることはリスクを負うこと

 

生き物は危険な自然界でリスクを犯しながら生きています。

我々人間も同じです。

小さい頃には小さい頃のリスクを。大人になれば大人のリスクを負って生きる。そうやって身体で身を守る方法を身につけてきました。

小さい頃から専門スポーツ教育を受けさせてあげる。とても素晴らしい事だと思います。

と同時に外遊びの重要性を再考して、たくさん身体を動かす事に時間を使ってあげるのも我々大人が考えてあげられるようになりたいですね。

 


 

まとめ

 

・小さい頃からスポーツに打ち込んでた来た人が、実は身体の使い方に問題があり怪我をしやすい、という可能性があること

・ゴールデンエイジよりも、その下積みとしてのプレゴールデンエイジ(3歳頃~小学校低学年)にいろんな遊び・運動をするのが一番大切なこと

 

身体の使い方を見直すと防げる怪我も多いです。

転ばない事が大切なのではありません。どう転ぶかが大切なのです。