座骨神経痛

腰痛に悩む前に

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腰痛。

ある意味では人類の敵とも言えるこの症状、状況。

人間が二足歩行を始めた時からの付き合いとも云われる古くからの強敵です。

そんな腰痛ですから、内容もそれはそれは多岐にわたります。

敵もやるものだ、などと呑気に構えていられないのも腰痛を抱えた人の深くそして不快な悩みです。

今回はその腰痛を少しでも楽にするための、一つの可能性としてのストレッチをお伝えします。

先ほども述べた通り腰痛の原因は多種多様なため、全ての腰痛に効果的とは言えないですが、(全てに効果的な方法があれば私が知りたい)やってみる価値はあると思っています。

私も臨床での経験が10年を超えました。そういえばこういう腰痛の人が多い気がするなあ~といった経験則とも思い出とも言える、そんな累積データと知識による内容です。

 

とくにこんな腰痛のあなたに。

  1. 姿勢が悪い気がする
  2. ぎっくり腰、あるいはぎっくり腰に近い状態になったことがある
  3. 運動不足気味だ

 

さあ、いかがでしょうか。一つでも当てはまったのなら、ぜひやってみましょう。

 


 

ストレッチを始める前に確認です。

ストレッチはゆっくりと、穏やかな気持ちや環境で行います

周りが多少騒がしくとも、身体に意識を集中できる環境で行います。

一度に30~60秒をかけてゆっくりとストレッチし、痛みではなく気持ちよく伸びているなあ、というような感覚を頼りにして、決して無理をしてはいけません。

無理に行うと筋肉や靭帯を損傷する恐れがあります。

一ヶ所辺り2~3分を目安に行い、できるだけ毎日行います。

また、身体が暖まっている方が伸びやすいので、お風呂上がりなどに積極的に取り入れるようにしましょう。

 

ストレッチは三種類

 

経験的に、股関節が固くなっている人が多いです。

もちろん腰そのもの(胸椎、腰椎などの可動性を含む)が固くなっている場合も多いですが、とにかく股関節が固くなっている人が多いです。

姿勢が崩れた状態で長時間座っている、または立っている。

そうすると当然関係各所に影響が出ますね。専門的には運動連鎖と言いますが、身体のどこかの部分のアライメントが崩れていると、別の部分へと不良アライメントが波及していくという考えがあります。

例えば、膝の痛みを抱える人がやがて腰痛を訴え始めたり、逆に腰痛から膝の痛みという場合も大いにあります。

腰痛でいえば、まずは土台である股関節に悪い影響が出やすいともいえるわけです。もしくは股関節が固くて腰痛を引き起こしてるとも言えるわけです。

そのような理由から、まずは股関節のストレッチをしっかり行い、腰痛はどのように変化するかを見てみるのも良いと私は考えます。

結果的に良くなれば良いし、改善に乏しければ腰そのものや別の原因を考えてみれば良いのです。

 

まずはあおむけで片方ずつ膝を抱えるストレッチです。

 

とても有名で、学校の部活などでも積極的に取り入れられています。

しかし実は一つのコツを知っているだけで効果が倍増します

それは膝頭の向きです。

真っ直ぐ胸に引き付けているつもりでも、かなりバラバラな事が多いです。

とくに膝頭が外に向く人が多いです。今回はその膝頭を内側に向ける意識でストレッチします。

かなり股関節(臀部)にストレッチ感じが出るはずです。もちろん通常通りの、真っ直ぐ引き付けるものも行います。

これで二種類、股関節の後ろとそのやや外側のストレッチができました。

 

続いて股関節の前側です。

 

足を前後に開きます。前足は足の裏を着けておき、後ろ足は膝を着いておきます。筋トレでいうランジの姿勢に近いです。

そのまま前足方向に向かって体重をかけていくと、後ろ足側の股関節の前にストレッチ感が出てくるはずです。

 

 

これで股関節のストレッチは完成です。もちろん各個人において問題点は一様ではありませんので、完全だとはいえませんが、やってみる価値はあると思います。

 

まとめ

 

腰痛の原因は多種多様。

そのなかでは股関節の固さによる腰痛も多い。

まずは股関節のストレッチをやってみましょう。ここが柔らかくて損をすることはありません。

 

腰痛が少しでも改善したのなら、これに勝る喜びはありません。

腰痛って、治るんですか?

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腰痛に悩む日本人の数は、ここ数年1000万人超で推移しています。つまり、約10人に1人が腰痛持ちだということです。

また日本人のうち約90%の人が一生に一度は腰痛を経験するといい、さらに日本の職場において発生するケガ(業務上疾病)のうち、腰痛は年間600件近く発生しており、これは全体の約60%を占めるとのことです。

都市化が進み、車やエスカレーター・エレベーターなどの普及による生活環境の変化、それに伴う慢性的な運動不足など、その原因をあげればきりがありません。


腰痛難民の方に安心してもらいたい!!

 

多くの腰痛持ちの方は、なぜそうなったのか?どうすればよいのか?良い予防法はないのか?などについて知りたいと思いながら、不安と一緒に生活しているのが現状だと思います。

この場合の原因というのがやっかいです。

実は原因の8割以上は整形外科的に異常がない、つまり原因不明なのです

こう言うと驚きやため息や絶望など、様々な声が聞こえてきそうですね。

あくまで整形外科的にということですので、言い換えればレントゲンやMRIやCTでは原因が分からなかった、ということです。

もっと言えば、画像としての原因が見つからなかった、ということです。

ところが運動学や解剖学、東洋医学などの視点で見てみるとそこには多くの原因があり、そのための適切な治療もちゃんと存在しているのです。

ほとんどの腰痛は正しい姿勢・動作、正しい治療、生活習慣で改善できるものなのです。


前かがみで痛む?後ろに反ると痛む?

 

原因を見つけるための第一歩として大まかな仕分け方法をお伝えします。

仕分けるのは前屈障害型腰痛と後屈障害型腰痛、危険な腰痛の三種類です。

前屈障害型腰痛は上体を前に屈めると痛いタイプで、背中の筋肉や椎間板へのストレス、炎症、変性などが原因と言われています。

(※言われています、としたのはレントゲンなどの画像的に証明されていない≒原因不明。とされているからです。しかし最近では画像的に変化が見られるという話も医学界で出てきているようです。長くなるのでまた今度お話しますね)

これらの部位に負担がかかっている可能性が高いので、それを防ぐための筋トレや体操、動作指導を行います。

後屈障害型腰痛は上体を後ろに反らすと痛いタイプです。

腰椎の変性、周辺の筋肉の炎症や侵害受容器の異常興奮などが考えられています。

これらの部位に負担がかかっている可能性が高いので、それを防ぐための筋トレや体操、動作指導を行います。

最後に、危険な腰痛です。大切なことは、画像でのはっきりした原因が見当たらないことです。

骨のがんなど、レントゲンで見つかる病気もあります

その危険なサインとして、じっとしていたり寝ている時にも痛みが続くことが挙げられます。それ以外にも痛みに関係なく力が入らないことなどかあります。

筋肉や関節が原因ならじっとしていれば痛みはありません。気になる症状があればすぐに専門機関に相談に行くことです。

 


 

まとめ

 

腰痛の8割以上は原因不明。

病院における「原因不明」は「画像を見る限り骨には異常がない」と言っているに過ぎないこと。

そのような画像所見には出てこない様々な原因があり、その対処方法も確立されていること。

 

 

いかがでしたか?病院で(レントゲン等の画像所見で)腰痛の原因が見つからなかったといって、がっかりしなくても良いのです。それ以外にこんなにも原因があるのですから。

あとはそれに正しく対処するだけです。どうかこれを読んでいる皆さんが、腰痛の無い豊かな生活が送れますように。