運動不足VS運動し過ぎ 膝痛になりやすいのはどっち?
今回のタイトル、なんか面白そうに感じませんか?笑
膝痛でお悩みの方が、第一選択としてまず自分の悩みを相談するのは
整形外科かと思います。その整形外科では、まずは関節自体に異常が
ないかを診ていくために、レントゲンを使って画像診断を行います。
そして関節自体に異常が見られない場合の次のステップは、MRIですよね。
このMRIは何を診ていくことに使うかというと、レントゲンには写らなかった
関節周囲の状態をさらに細かく診ていくのに使われます。
つまりは、関節自体を2段階に分けて詳しく診ていっているわけです。
この2段階で膝痛の原因が見つかれば、当然ながら整形外科での処置が
最優先ですよね。しかし、残念ながら原因がはっきりわからない場合、
あることを言われることが多いそうです。
それが、日頃の運動習慣や筋力についてです。
例えば、あまり運動をする習慣がない方の場合は、その運動不足の習慣について
指摘を受け、それが膝痛の原因だと言われてしまいます。
逆に運動を普段からする習慣のある方の場合は、運動が膝痛の原因になっている
から、しばらくの間運動は中止するように指導を受けます。
こうなると、そもそも運動はしたほうがいいのか・しないほうがいいのか
わからなくなりませんか?
お医者様がおっしゃるんだから、言われた通りにしたほうがいい。。。という
方も少なくないですが、本当にこれでいいんでしょうか?
ご自身の気持ち、押しつぶしていませんか?
日本で医療を受ける場合は、何を選ぶかは自分自身で決められます。(患者の権利)
ですから、誰かがこう言っていたから・・・とかではなく、最終的には
全て自己責任で決めることになっているんです。ただ、専門知識などは
その道の専門家に意見を聞いて、その専門家は説明の義務が問われます。
(インフォームドコンセント)
少しきつい言い方になってしまうかもしれませんが、あえてお話しさせて
頂きますが、私が普段感じることとして、自分の体のことなのに受け身の方が
多いのかなと感じます。
普段聞き慣れない難しい言葉が出てくることもあるので、理解するのは
簡単ではないかもしれません。ですが、だからといってあきらめて
いいことでないと私は考えています。
自分の体のことです。嫌でもその体で、一生を過ごしていくわけですから
もっと真剣に、興味を持っていいと思います。そうすれば一人一人の意識が
変わると私は考えています。
信頼して任せることと、そもそもあきらめてしまうことは、一見すると似ている
ようですが、全く違うと私は思います。
年中年中体のことばかり考えてください、とまでは言いませんが
私たちの根本にあるもの、それは健康ですから是非違和感を感じてください。
話がタイトルとそれまくりましたので、そろそろ本筋に戻りたいと思いますが
運動不足と運動し過ぎ、膝痛になりやすいのは・・・、
と、どちらかを言いたいところなんですが、ここまできておいて
本当にすいません。私の答えとしては、比較のしようがない。。。
です。
強いて言うなら、相対的に運動し過ぎの人の数は、運動不足の人の数より
少ないと思いますので、運動し過ぎの方が膝痛の直接的な原因にはなるかも
しれません。
まとめ
体のことで、”比較”をして考えることはよくあることですが
この考え方をするときに、人間の体の仕組み・原則を忘れて
しまってはいけません。
その原則とは、”私たちの体は毎日変化している”ということです。
見た目や性格が毎日劇的に変化することは、なかなかないことですが
体調については完全に同じ日はない、と私は考えています。
「人はなぜ治るのか」の著者であるアンドルー・ワイルさんも本の中で
体が毎日変化していることについて、お話しになっています。
つまり、毎日体が変化していることを基礎として考える場合、過去との
比較そのものが無意味な場合も出てきます。比較対象が変化しているわけ
ですから。。。
生きている以上は、変化していくことは避けられないので、このことを
受け止めた上で、前向きにどうしていくべきかを考えることが最善なのでは
ないでしょうか?
最後に、この問題の”あるあるフレーズ”の代表を一つシェアさせていただいて
おひらきにしたいと思います。
ではいきます。
「昔は全然平気だったんですけどねぇ・・・。」
Fin
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